あなたの専門はなんですか?スポーツ経営学です!

日々の学び、疑問をつれづれなるままにつづります。

12_体育嫌いと体育好き

東京駅のホームの売店

ジャンプが置いてありました。

 

つまり、ブログ更新の合図ですね。

まるで売店のおばちゃんに

ブログ更新しろよと

言われているかのようでした。

 

さて今回は

特に現役の体育の先生に

読んでほしい記事となっております。

 

 

例の人気コーナーは残念ながらお休みです。

おそらくコメントがなかった原因は

更新が遅れたにもかかわらず

よくわからない言い訳をして

悪びれもしなかったから

だと自己分析をしています。

 

それでは猛省しながら

書き進めていくこととしましょう。

 

体育の思い出

 まずはこの記事を読んでください。

blogos.com

 

読んでいただけましたでしょうか。

この記事に登場する筆者さんや

コメントをしている読者さんは

学校で行われる体育の授業に

全くといっていいほど

いい思い出がないみたいです。

 

皆さんはどうでしょうか。

自分が今まで受けてきた

体育の授業を思い出してみてください。

 

いや、思い出せるほど

体育の授業は印象に残っているのでしょうか。

僕は何個かあります

 

あるならば

それはどんな授業だったのか

ぜひ教えていただきたい。

 

体育の目標

さっきのリンクからもわかるように

 体育なんか必要ねえ

って思っている人は大勢存在するかと思います。

 

では体育は何のために

行われているのでしょうか。

学習指導要領を見てみましょう。

体育や保健の見方・考え方を働かせ,課題を発見し,合理的な解決に向けた学習過程を通して,心と体を一体として捉え,生涯にわたって心身の健康を保持増進し豊かなスポーツライフを実現するための資質・能力を次のとおり育成することを目指す。

(1 )各種の運動の特性に応じた技能等及び個人生活における健康・安全について理解するとともに,基本的な技能を身に付けるようにする。

(2 )運動や健康についての自他の課題を発見し,合理的な解決に向けて思考し判断するとともに,他者に伝える力を養う。

(3 )生涯にわたって運動に親しむとともに健康の保持増進と体力の向上を目指し,明るく豊かな生活を営む態度を養う。

文部科学省(2017)中学校学習指導要領解説(保健体育編)p.24 より

 

まとめると

生涯スポーツ実践者の育成

ということになるかと思います。

ただしこれは新学習指導要領の話。

 

我々が受けてきた体育は

前の学習指導要領を見る必要がありますね。

 

心と体を一体としてとらえ,運動や健康・安全についての理解と運動の合理的な実践を通して,生涯にわたって運動に親しむ資質や能力を育てるとともに健康の保持増進のための実践力の育成と体力の向上を図り,明るく豊かな生活を営む態度を育てる。

文部科学省(2008)中学校学習指導要領解説(保健体育編)p.14 より

 

これもまとめると

生涯スポーツ実践者の育成

でいいでしょうか笑

 

ちなみに

「生涯にわたって」という文言は

この2008年の指導要領から

入れられたということを考えると

よほど重要視されているキーワードなのでは

と推察できます。

 

体育の目標は

生涯スポーツ実践者の育成」

なのです!

 

体育嫌いと運動嫌い

 さて

体育が嫌いな人は

生涯にわたってスポーツをするでしょうか。

おそらくその確率はとても低いでしょう。

だから体育の授業では

体育嫌いの子どもを作らないように

努めなければなりません。

 

ってよく言いますが

体育は嫌いだけど運動は好き

という子どもって

意外といるんですよね。

 

体育はあくまでも授業ですから

体育を通して子どもに

運動やスポーツが好きだと思わせて

ほしいなーと外から思います。

 

 

体育嫌いと体育好き

先ほど、体育嫌いは

生涯にわたってスポーツをする確率が低い

と言いました。

 

では体育好きにしさえすれば

生涯にわたってスポーツをするのでしょうか。

確率は高くなるでしょう。

しかしそう簡単な話ではありません。

 

皆さん今スポーツしていますか?

スポーツをしたいと思っていますか?

 

いいえと答えた人の中で

スポーツが好きな人はどのくらいいますか?

 

おそらく結構な人数の方が

スポーツは好きだけどしていない

スポーツしたいけどしていない

という回答になるんじゃないかな

と思っています。

 

ぜひ体育教師の方々には

体育嫌い、体育好きにとどまらない

その議論の先にあるものを

現場の視点から見つけてほしいと思っています。